マイナンバーこう変わる(7) 医療でも段階的に活用

マイナンバーこう変わる(7) 医療でも段階的に活用
カルテ管理、調整難しく
2015/4/16 3:30 朝刊
 マイナンバーは医療の分野でも段階的に活用が進む見通しだ。2016年1月以降、自治体が管理する予防接種の記録や健康保険組合が扱うメタボ健診の情報に番号を書き込む。カルテや診療報酬明細書(レセプト)などの管理は18年度以降に活用することを検討している。

 マイナンバーで予防接種やメタボ健診の情報をひも付けることで、引っ越しや転職があっても、移転先の自治体や企業が情報を簡単に引き継げるようになる。個人でも継続して自分の医療情報を確認できるようになり、予防医療に生かせる。
 政府内ではその先のステップとして、カルテなどの管理に活用する検討が進んでいる。医療機関や介護施設が患者の情報を共有できれば、無駄な検査・投薬を避けることができる。新たに医療番号を作り、マイナンバーと結びつける案が有力だ。漏洩リスクを抑え、番号を扱う医者の不安を和らげる狙いがある。
 患者が望めば、自分の医療番号を医者や介護施設などがやりとりできるようにし、効率的な治療計画を作れるようにする。匿名の形で得た医療情報のビッグデータを分析できれば、効果的な治療法の開発にもつながる。
 医療番号はマイナンバーのシステムを活用するため、カルテやレセプトは事実上マイナンバーと結びつく。日本医師会などは「医療情報を第三者が管理してはいけない」と反発しており、調整は難航する可能性もある。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です