清水建設、20億円申告漏れ 国税局指摘 5億円追徴課税か

日本経済新聞 朝刊 社会2(39ページ)
2016/7/6 3:30
 ゼネコン大手の清水建設が東京国税局の税務調査を受け、不適切な経費計上や元社員の不正に関連し、2015年3月期までの5年間で約20億円の申告漏れを指摘されていたことが5日分かった。過少申告加算税を含めた追徴税額は約5億円とみられる。

 関係者によると、同社は建設工事の売り上げや費用について時期を誤って計上するなどしていた。
 同社をめぐっては発注担当の元社員が下請け会社に代金を水増しして請求させ、清水建設が支払った代金の一部を私的に流用していたことが発覚している。正規の代金より多い経費が発生していたとして、東京国税局は元社員による流用分も申告漏れと認定した。清水建設は「更正通知を受領しており、通知内容に従う」とコメントしている。

伊藤忠商事子会社が不適切な会計処理 損失額およそ43億円

伊藤忠商事は、寝具などを取り扱う子会社が、不適切な会計処理などを行っていたと発表した。損失額は、およそ43億円にのぼる。
発表によると、伊藤忠の子会社「伊藤忠ホームファッション」の役員を含む営業担当者4人は、自身の担当した取引で発生した損失を隠すため、2002年度ごろから、架空の在庫計上や、取引先を巻き込んだ循環取引などの不正を行っていた。
4人は、2015年1月に不正を認め、17日付で解雇されたという。
伊藤忠は、2015年3月期の連結決算で、およそ43億円の損失を計上する予定だが、業績見通しに変更はないという。